マルチアイシステムは、1台のカメラで周囲360°の撮影を可能にした全方位対応カメラシステムです。
メガピクセルカメラの鮮明画像を活用し、ライブ／録画映像のPTZ操作で設置空間全てを見渡す事が可能です。

マルチアイの特性

従来のカメラ

カメラの撮影範囲は決まっている為、室内をカバーするには複数台のカメラが必要になります。
映像の確認も、分割画面から順番に動線を確認する必要があります。
死角が生まれてしまう場合もあります。

MultiEye

360°撮影可能な為、1セット設置するだけで設置空間全てをカバーできます。
1台のカメラで撮影しているので、1画面表示で室内全てが見渡せ、動線の確認が容易です。

MULTIEYE SYSTEMの構成イメージ

マルチアイカメラの撮影範囲

天井高さ2.7mの場合、人相やゼッケンなど詳細に確認でき、映像から人物特定ができるのは半径5m程度だか、半径8～10m程度は動線を追跡できる。

内部統制用途で使用する場合や、出入口にボックス型カメラを設置してコンビネーションで使用する場合は半径8～10m程度までの設置が可能（天井高さ2.7mの場合）

Multieye Viewer標準機能

レコーダーでの録画映像は全体図のような魚眼映像ですが、専用ソフトウェアを搭載したパソコンからは普通のカメラのような映像表示も可能です。なおかつ、過去の録画映像でも現在のライブ映像でも、スムーズな移動などの操作をマウスで容易に行えます。

Multieye Viewerその他の主な機能 (AI N401除く)

ウォークイン機能

マルチアイカメラ以外の別のカメラを設置した場合、全体図にシンボルを登録することで、簡単にカメラ映像を切り替えることが可能です。

プリセット機能

任意の画像を事前に登録することで、簡単に表示することが可能です。パンニング･ズームの登録も可能です。

ズームエリア枠表示機能

全体図上に、どのエリアをズームしているかを分かりやすく表示します。

ズームボックス機能

全体図をマウスで2点クリックすることで、クリックした範囲をズーム表示できます。

ツアー機能

登録した画像を自動で順番に表示していくことが可能です。

インテリジェント機能 (iNEXのみ対応)

動体マーキング機能

動体を検知し、全体図上に動体の軌跡を表示することが可能です。
動体がどのように移動しているかをわかりやすく表示します。
(最大10個の動体検知が可能)

動体トラッキング機能

動体を自動で追尾してPTZ表示することが可能です。
全体図も同時に表示される為、どの動体を追尾しているかも把握が容易です。

4分割表示時には、3台の追尾カメラを扱っているように3つの動体を同時に追尾可能です。
(最大１０個の動体から、3つをマウスで選んで追尾可能)

軌跡表示機能

動体の軌跡をまとめて表示することができるので、人が混雑している場所やお客様の動線などを分析できます。
※SWを起動中に、動体検知モードをONにしている間のみ有効です。その間に反応した、動体の件数をカウントします。

高度な動体検知オプションを装備

輝度分析、テクスチャ分析、影の低減、マスク領域設定など、高度な動体検知オプションを装備しています。